歯の根尖病巣が原因の上顎洞炎(歯性上顎洞炎)は保険治療できちんと治るのか?~保険と自費の根管治療の決定的相違~
歯性上顎洞炎は、きちんと診断し正しく治療を行えば、多くのケースで歯の保存が可能です。(歯根破折は抜歯が適応です)
はじめの治療がもっとも大事で治りやすいため、歯を救うためには正しく情報収集を行い、きちんとした治療を受けることが得策です。
はじめの治療がもっとも大事で治りやすいため、歯を救うためには正しく情報収集を行い、きちんとした治療を受けることが得策です。
治療前レントゲン
根管充填時レントゲン
治療6か月後レントゲン
患者様は、鼻の症状があるため耳鼻科を受診したところ、歯が原因の為歯科を受診するように勧められ当院に来院されました。
右側上顎第一大臼歯は、すでに大きな虫歯治療が施してあり、歯の痛みおよび歯茎の腫れを認めました。
レントゲンでは、虫歯治療のためにコンポジットレジンが深く詰めてあり、根尖部には黒い大きなレントゲン透過像を認めました。
根管治療が必要と診断し、無痛麻酔後、通法通りラバーダム防湿・マイクロスコープ下で根管洗浄・消毒を行います。
症状の消失を確認後、バイオセラミックシーラーとガッタパーチャにて根管充填を行いました。
治療6か月後には、歯槽骨の再生を認めています。
右側上顎第一大臼歯は、すでに大きな虫歯治療が施してあり、歯の痛みおよび歯茎の腫れを認めました。
レントゲンでは、虫歯治療のためにコンポジットレジンが深く詰めてあり、根尖部には黒い大きなレントゲン透過像を認めました。
根管治療が必要と診断し、無痛麻酔後、通法通りラバーダム防湿・マイクロスコープ下で根管洗浄・消毒を行います。
症状の消失を確認後、バイオセラミックシーラーとガッタパーチャにて根管充填を行いました。
治療6か月後には、歯槽骨の再生を認めています。
治療前CT
根管充填時CT
治療6か月後CT
治療前CTでは、根尖部に根尖病巣による大きな黒いレントゲン透過像を認めます(黄矢印)。この影響で、上顎洞粘膜の肥厚による白いエックス線不透過性の亢進を認めます(赤矢印)。
根管充填時には、すでに根尖病巣は縮小し、上顎洞粘膜の肥厚もほぼ無くなり治癒傾向を認めます。
術後6か月では、歯槽骨の再生により根尖病巣ならびに歯性上顎洞炎は劇的に治癒しているのが分かります。
CTによる根管充填の確認では、根尖部まで薬が緊密に充填されているのが分かります。
「保険と自費の治療では何が違うのか?」という質問を患者様からしばしばいただきますが、端的に言えば「診断力と技術力がまったく違う」ということだろうと思います。
少々乱暴な言い方をすれば、保険の治療においては、保険者は治療の質を問いません。ただ国のルール通り(手順や使用薬剤など)に治療を行い、診療報酬の請求に誤りがないかしか問われません。
自費治療は、すべての制約(時間やコスト、薬剤など)から解放されるため、真に最善の治療を行うことが可能になるのです。
根管充填時には、すでに根尖病巣は縮小し、上顎洞粘膜の肥厚もほぼ無くなり治癒傾向を認めます。
術後6か月では、歯槽骨の再生により根尖病巣ならびに歯性上顎洞炎は劇的に治癒しているのが分かります。
CTによる根管充填の確認では、根尖部まで薬が緊密に充填されているのが分かります。
「保険と自費の治療では何が違うのか?」という質問を患者様からしばしばいただきますが、端的に言えば「診断力と技術力がまったく違う」ということだろうと思います。
少々乱暴な言い方をすれば、保険の治療においては、保険者は治療の質を問いません。ただ国のルール通り(手順や使用薬剤など)に治療を行い、診療報酬の請求に誤りがないかしか問われません。
自費治療は、すべての制約(時間やコスト、薬剤など)から解放されるため、真に最善の治療を行うことが可能になるのです。
| 担当医 | 海老澤 博 |
|---|---|
| 主訴 | 歯が痛い。歯茎が腫れた。耳鼻科で歯性上顎洞炎と指摘されたので治療してほしい。 |
| 期間 | 6か月(経過観察期間含む) |
| 費用 | 精密根管治療¥132,000/大臼歯 ファイバーコア¥22,000 テンポラリークラウン(仮歯)¥5,500 オールセラミッククラウン¥132,000 (※治療当時の金額です。) |
| 治療内容 | 感染根管治療 精密根管治療 補綴治療 |
| 治療に伴う リスク |
根管治療の成功率は100%ではありません。 歯性上顎洞炎は根管治療だけでは治癒しないケースがあり、耳鼻科との連携診療が必要なことがあります。 |



















