2026.06.21
【30代男性】重度根尖性歯周炎(根尖病巣)から継発した歯性上顎洞炎の治癒症例
顕著な歯槽骨破壊と歯性上顎洞炎を伴った再根管治療の難症例です。当院では多くの歯性上顎洞炎の治療実績があります。
歯性上顎洞炎を併発している場合には、しばしば耳鼻科との連携診療が必要になることがあります。歯だけ、或いは鼻だけを治療しても改善しないことも少なくありません。
歯性上顎洞炎の原因の多くは慢性根尖性歯周炎(根尖病巣)で、精密に根管治療を行う必要があります。
上顎の奥歯の根管治療は、歯科治療の中でも最難関です。的確な診断と卓越した技術がないと、上顎大臼歯の根管治療を成功させることは困難です。
歯性上顎洞炎を併発している場合には、しばしば耳鼻科との連携診療が必要になることがあります。歯だけ、或いは鼻だけを治療しても改善しないことも少なくありません。
歯性上顎洞炎の原因の多くは慢性根尖性歯周炎(根尖病巣)で、精密に根管治療を行う必要があります。
上顎の奥歯の根管治療は、歯科治療の中でも最難関です。的確な診断と卓越した技術がないと、上顎大臼歯の根管治療を成功させることは困難です。
治療前
治療後
治療前CT
治療後CT
根管治療後は、ファイバーコアで支台築造を行って仮歯を製作し、3か月の経過観察を行いました。
CTにて歯槽骨の再生を認めたため、最終的なセラミッククラウンを被せました。
術後CTの経過観察では、歯槽骨は完全に再生し、上顎洞炎の顕著を認めます。抜歯は回避されました。
CTにて歯槽骨の再生を認めたため、最終的なセラミッククラウンを被せました。
術後CTの経過観察では、歯槽骨は完全に再生し、上顎洞炎の顕著を認めます。抜歯は回避されました。
| 担当医 | 海老澤 博 |
|---|---|
| 主訴 | 噛むと歯が痛い。歯茎が腫れている。 |
| 期間 | 5か月(3か月間の経過観察含む) |
| 費用 | 精密根管治療¥132,000/大臼歯 ファイバーコア¥22,000 テンポラリークラウン¥5,500 オールセラミッククラウン¥132,000 (※治療当時の金額です。) |
| 治療内容 | 精密根管治療 再根管治療 ファイバーコアおよびオールセラミッククラウンによる補綴治療 |
| 治療に伴う リスク |
根管治療の治癒率は100%ではありません。 歯性上顎洞炎では、耳鼻科との連携治療が必要になることがあります。 |






















初診時のレントゲンおよびCT診査では、根尖病巣が非常に大きく、広範囲な骨の破壊および当該歯を原因とした歯性上顎洞炎を認めました。
腫れ痛みも強かったため、初診時には腫脹部の切開を行って排膿を図り、抗生剤および鎮痛剤を処方して炎症をある程度引かせてから再根管治療を行うことにしました。
同時に耳鼻科の受診を勧め、抗生剤の少量長期内服を併用しながら精密根管治療を行っていきます。
まず、浸潤麻酔を十分に行ったあと、クラウン及びコアを外して隔壁を作製しました。
通法通りラバーダム防湿をして根管内の清掃・消毒を十分に行い、痛みや腫れなどの症状が治まったのを確認後、ガッタパーチャとバイオセラミックシーラーにて根管充填を行いました。