根管治療専門サイト『歯を残す』専門クリニック

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精密根管治療

精密根管治療について

歯根の内部にある神経管(根管)をきれいに清掃・消毒し、細菌の繁殖を防ぐために隙間なく薬を詰める治療を根管治療と言います。

基本的に、根管治療が必要な歯のすべてに対し、精密な治療が不可欠です。
根管治療の予後不良は、将来抜歯に繋がる可能性が高まるためです。

根管治療には、主に以下の4つの種類があります。

  • 抜髄治療
    初めて神経を取る治療、
    イニシャルトリート
  • 感染根管治療
    大きな虫歯の放置や外傷、
    矯正治療によって
    歯髄壊死を起こした
    場合に行う治療
  • 再根管治療
    以前に根管治療を行った歯の再治療
  • 外科的歯内療法
    根管治療では治らない場合、
    外科的に病巣を
    取り除く治療

患者様の症状に合わせて、適切な治療を行っていきます。

歯が痛い・しみる場合

  • 何もしなくても歯が痛む(自発痛)
  • 温かいもの・冷たいもので歯がしみる・痛む
  • 歯を噛み合わせると歯が痛む(咬合痛)

虫歯の進行や外傷による歯髄の感染、知覚過敏や歯周病の重症化によって歯髄炎が起きると、以上のような症状が現れます。

こうした症状は、高度な技術と正しい手順による抜髄(初めて歯髄を取り除く治療)を行えば、90%以上の成功率で完治できます。

抜髄治療について詳しく見る

歯髄が壊死してしまった

大きな虫歯や外傷、矯正治療によって歯髄が壊死して腐敗すると、歯の内部が感染した状態(感染根管)になります。

冷温刺激でしみたり痛みを感じていた歯は、歯髄が壊死するとかえって痛みがなくなります。
痛みがなくなったからといって歯髄の壊死を放置したままでいると、歯根の先端部分に膿が溜まって炎症を起こし、やがて難治性の根尖病変へと悪化していきます。

経過が長いほど治療に時間がかかるようになるため、速やかに感染根管治療を受けることをおすすめいたします。

感染根管治療について詳しく見る

歯が変色している

歯髄が壊死すると、歯の変色を生じます。
外傷や矯正治療による歯髄壊死の場合は、歯には痛みが生じず、変色によって気づくこともあります。

抜髄と同様に初めて根管治療を行う場合は成功率は90%程度と比較的高いため、お早めにご相談ください。

感染根管治療について詳しく見る

過去に治療した歯の痛みが再発した

以前に受けた根管治療に不具合があり、痛みや違和感が再び現れた場合、根管治療のやり直しが必要です。
歯に全く痛みの無いものから、夜眠れない程の激痛が生じるもの、強い咬合痛や頬部の腫脹を伴うもの、歯性上顎洞炎を併発するものなど、患者様によって様々な症状を呈します。

再根管治療は、すでに治療してある歯のやり直しになるため、治療の難易度は格段に上がります。
当院に根管治療希望で来院される方のほとんどがこのケースですが、的確な診断と精密な治療により、統計よりも高い治療成功率を実現しています。

再根管治療について詳しく見る

歯茎に腫れ・できものがある、
歯が浮くような違和感がある

歯髄の壊死が放置されたり、根管治療が正しく行われていないと、歯根の先端に炎症(根尖病巣)が生じて膿が溜まり、歯の痛みや歯茎の腫れを引き起こします。
歯髄を取った後は痛みを感じないため、知らず知らずのうちに病状が悪化してしまうケースも多いです。

炎症の慢性化により歯根嚢胞(のうほう)や歯根肉芽腫といった難治性の根尖病巣へと進行してしまった場合には、病巣を外科的に取り除く外科的歯内療法によって治療を行います。

再根管治療について詳しく見る

外科的歯内療法について詳しく見る

歯の神経の有無による
治療の違い

神経が残っている場合の治療方針

歯の神経が残っており、なおかつ可逆性の歯髄炎の場合(細菌感染が無い一過性の歯髄炎の場合)は、極力神経を温存します。
(歯髄温存療法:VPT)

しかしながら、自発痛がありすでに細菌感染を起こしている不可逆性の歯髄炎の場合には、抜髄を行い除痛を図る必要があります。

神経が残っていない場合の治療方針

神経が残っていない場合、その多くは細菌感染を起こしており、感染根管治療もしくは再根管治療が必要となります。

既にきちんと根管治療がなされており、根尖病変を認めないものでは、再根管治療は行わず補綴処置に移行します。

根管治療に伴うリスク
・再発リスク

根管治療に伴うリスクには、次にようなものがあります。

  • 治癒不全:根管治療を的確に行ったにも
    かかわらず治癒しない
  • ファイルなどの治療器具の破折
    根管内に破折器具が残る可能性がある
  • パーフォレーション(穿孔)
    歯根や髄床底に穴があいてしまう 
  • 歯根破折:歯根が破折したりクラック
    (ひび割れ)を起こす
  • 根尖病変の再発
    一度治癒した根尖病変が再発する

根尖病変の再発はそれほど多くはありません。
根管内の感染を取り除くことで一度治癒した根尖病巣の再発はきわめて稀です。

根管治療の成功率は、熟練した専門医が行っても100%にはならず、最も成功率の高い抜髄(イニシャルトリート)であっても90%を超える程度です。
これは、どんなスペシャリストが根管治療を完璧に行ったとしても根尖病巣を生じる可能性があることを示唆しており、再治療においては成功率は有意に低下します。

しかし、我が国の保険治療での根管治療の成功率が30~50%程度あることを考えると、根管治療に精通したドクターが精密に行った根管治療の方が遥かに成功率が高く、歯を長く保存することができます。

なぜ「自費治療」の根管治療を
選ぶべきなのか

自費の根管治療と保険による
根管治療の違い

治療の精密さ

保険の治療は、治療の質を問わない出来高制であるのに対し、自費治療は質の高い治療を行うことを前提にしています。

一般的に、根管治療を自費治療で行う歯科医師は、専門的に根管治療の研鑽を積んできた歯科医師です。
根管治療は非常に繊細で難しい治療であり、片手間に治療をこなせば技量が向上するような治療ではありません。

きちんとした精密な治療を行う上で重要となるものは、主に2つあります。
一つは的確な診断力、もう一つは高い技術力です。

根管治療において、最もその成否を決定づけるのは歯科医師の診断力です。診断の誤りを技術でリカバリーすることはほぼ不可能です。日々、難症例の診断・治療にあたっている歯科医師は診断力が極めて高いのが特徴です。
根管治療において的確な診断を行うには、CTによる診査・診断はもはや必要不可欠です。

使える機器と薬剤

高い診断力を治療に活かすのが、マイクロスコープやニッケルチタンファイルなどの先端機器です。

なお、現在では多くの歯科医院でマイクロスコープを導入していますが、単に機器があることときちんと習熟して使えることはまったく違います。
マイクロスコープやニッケルチタンファイルなどを正しく使いこなすには、高度な技術力を必要とするのです。
先端機器を導入しているかどうかだけでは、治療の質は担保されません。

また、高い生体親和性をもち良好な予後が期待できるバイオセラミックなどの特殊な薬剤は、とても高価で保険適用外です。
これらの薬剤を効果的に使うことも、予後をより良好なものにしています。

マイクロスコープについて
詳しくはこちら

保険治療のメリット・デメリット

歯科の保険治療にメリットは見当たりません。

デメリットは治療の質が極めて低い、治療の回数が必要以上にかかることでしょう。
行政から、質は求められていない上に、月当たりの患者一人当たり平均保険点数の上限が決められているためです。

自費治療のメリット・デメリット

治療の質が高いことが一番のメリットです。
また、治療の時間も自由に設定できるため、治療の回数は少なくて済むでしょう。
確保できる治療時間がしっかりとあることで十分な説明ができ、治療への理解も深まります。

はじめからきちんと治療をしておくことで、将来再治療になるリスクを極めて少なくすることができます。
歯の治療は何度も出来るものではありませんので、再治療を回避することは、結果として長くご自身の歯が残ることに繋がります。

自費治療のデメリットは、やはり治療費の高さでしょう。

費用をかけて「自費治療を選択する」
ということ

自費治療の治療費は、医院によって異なりますが、保険治療にくらべて確かに高額です。

多くの方は、保険治療でそれなりに満足しているかもしれません。
しかしながら、より良い治療を求める方にとって、保険治療はきっと不安が多く満足いかないことも多々あることでしょう。

  • 説明が無く治療される
  • 毎回治療が痛いくて怖い
  • 説明が二転三転する
  • 治療したけれど治らない
  • 予約をしてもいつも待たされる
  • 抜歯しないとダメと言われた

保険治療を受けた際のこういった体験は、当院に初診来院する患者さんの多くが訴える不安や不満の原因です。

これらは、いずれも保険治療ではよくあることです。
なぜなら、保険治療では一人当たりの診療時間をしっかりと確保することが困難であるからです。
(ひと月あたりに請求できる保険点数の上限に制限があるため。)

自費治療は確かに高額ではありますが、治療の質が高ければ、機能的にも審美的にも満足いくものになり、歯の寿命を延ばすことが出来ます。イニシャルコストはかかりますが、生涯を見据えたトータルコストを結果的には減らすことに繋がるでしょう。

そして、
「ご自身がどのような治療を受けているのか十分な説明が受けたい」
「無痛的に治療を受けたい」
「不安なく治療を受けたい」
「抜歯をしないで出来る限り歯を残したい」
「待たされたくない」
などの多くの希望を満たすことが出来るでしょう。

自費治療は、時間的にも使用薬剤や設備の面でもコストがかかります。
大変心苦しくはありますが、その分患者さんにはご負担が生じてしまいます。
しかしながら、私も私の家族も、そしてほとんどの歯科医師も、歯の治療において保険治療を選択することはありません。
それは、より良い治療が何かを知っているからであり、歯と健康の大切さを痛感しているからです。

本来、医療には保険も自費も関係なく、そこには癒しを求める患者さんと治療者がいるだけです。
ですから、保険・自費で医療を論じることは私としては本望ではありません。
より良い医療を、必要とする患者さんに届けたい、ただその想いだけなのです。

根管治療の成功率と
被せ物の精度の関係

治療コストを抑えるために、根管治療を自費で行い、被せ物(補綴物、クラウン)を保険で治すことを希望される患者さんがたまにいらっしゃいますが、実はその選択はあまり得策ではありません。

根管治療を自費で精密に行い上手くいっても、その上に被せる被せ物の適合精度が悪いと、結果として根管治療の成功率が低くなることが分かっています。
バクテリアの大きさは1㎛前後と極めて微小で、被せ物のわずかな隙間であっても内部に侵入して再感染を起こし、根尖病変を生じるリスクが高まるのです。

折角、コストと時間と労力をかけて精密に根管治療を行っても、被せ物の不適合に起因するバクテリアの再感染によって根管治療の成功率が下がることは、患医ともに本望ではありません。

精密な根管治療と精密な補綴処置を一貫して行うことが、根管治療をより良い結果に導くためにとても重要なことなのです。

治療の流れと期間

初診から治療終了までの流れ

初診:診査・検査・診断・説明

(2回目以降)麻酔

詰め物や被せ物、虫歯の除去、
隔壁の作製

根管の清掃・消毒

当院では、ハイフレックスEDMを使用しています。

根管充填

歯冠修復:支台築造
(コアの装着)・仮歯の作製
・補綴物(クラウン)の型取り
・装着

予後確認

治療時間・回数の目安

  • 治療時間1回:60~90分
  • 根管治療の回数:1~5回程度
    (歯の状態により異なる)
  • 歯冠修復の治療回数:1~2回

根管治療中は歯の内部に薬剤を入れて消毒をするため、仮蓋の状態になります。
仮蓋は治療の間隔が空きすぎると欠けたり外れたりしやすくなり、細菌感染を起こすリスクが高まります。
このため根管治療は必ず定期的に通院する必要がります。

精密根管治療の症例

再根管治療精密根管治療

他院で1年も根管治療をしているのに
治らない
【精密根管治療・再根管治療の症例】

担当医
海老澤 博
主訴
他院で1年も根管治療をしているのに治らないので診てほしい。
期間
1か月
費用
精密根管治療(前歯) 110,000円
精密根管治療(小臼歯) 121,000円
ファイバーコア 22,000円
オールセラミッククラウン 132,000円
治療内容
他院で1年にわたって3歯の根管治療を行っていましたが、歯茎を押さえた時の痛みと違和感が無くならないと訴えて来院されました。
いずれの歯も根尖病巣を認めましたが、それほど重症ではありませんでした。
通法に従ってラバーダムを使用してマイクロスコープ下で再根管治療を行いました。
治療2回目には症状が消失したため、バイオセラミックとガッタパーチャにて根管充填を行い根管治療は終了しました。
根管治療は、回数を行えば行うほど治りにくくなり、歯がダメになっていきます。
短期集中治療が成功の鍵と言えます。
治療に伴うリスク
根管治療の治癒率は100%ではありません。
治療期間中に一過性に歯茎の腫れや痛みを生じることがあります。
セラミッククラウンは噛み応えのあるものを噛むと破折する可能性があります。
  • 2026-04-24
再根管治療感染根管治療精密根管治療

他院で根管治療中だが、歯がひびく。
黄色い鼻水が出る
【精密根管治療・再根管治療の症例】

担当医
海老澤 博
主訴
他院で根管治療中だが、歯がひびく。
黄色い鼻水が出るようになり、耳鼻科に行ったら歯が原因と言われた。
精密根管治療をしてほしい。
期間
2か月
費用
精密根管治療(大臼歯)132,000円
ファイバーコア 22,000円
オールセラミッククラウン 132,000円
治療内容
他院での複数回の根管治療により、根尖部は破壊されパーフォレーションを認めました。
術前のCT診査では軽度の歯性上顎洞炎と思われる陰影を認めます(黄色矢印)。
通法通りラバーダム防湿を行い、マイクロスコープ下で根管内の清掃・消毒を十分に行い、症状が消失したためバイオセラミックとガッタパーチャにてパーフォレーション部を含め根管充填を行いました。
術後は歯性上顎洞炎の症状も消退しました。
治療に伴うリスク
根管治療の治癒率は100%ではありません。
治療期間中に一過性に歯茎の腫れや痛みを生じることがあります。
歯性上顎洞炎は耳鼻科との連携診療が必要な場合があります。
セラミッククラウンは噛み応えのあるものを噛むと破折する可能性があります。
  • 2026-04-24

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/15:00-18:30
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